「咬み合わせ」がどの程度失われているか

アイヒナーの分類(咬み合わせの残存パターン)

「咬み合わせ」がどの程度失われているか、「アイヒナーの分類」という分類方法が有名です。アイヒナーの分類は「咬合支持域」による分類方法です。分類を行うために、上下顎合わせて、大きく「A群」「B群」「C群」に分けます。
「咬合支持域」が「ある」というと、「上下の歯が咬み合っている部分がある」ことをいいます。つまり、咬合支持域は、左右の小臼歯部(一番前の歯から数えて4番目と5番目の歯を合わせた領域)と、大臼歯部(一番前の歯から数えて6番目と7番目の歯を合わせた領域)で、最大で4か所あります。歯を2本ずつまとめた領域である各咬合支持域では、咬合する歯が1本でもあれば「咬合支持域」が「ある」ことになります。

このように、歯を失い、咬合をどのように失っているかをしっかりと分析した上で、より良い入れ歯作りに生かしています。


 


アイヒナーの分類、A・B・C群について

アイヒナーの分類・・・A(4つの咬合支持域が全てあるパターン)


アイヒナーの分類・・・B(咬合支持域が減少したパターン)


アイヒナーの分類・・・C(咬合支持域が全て無いパターン)